ESCの点検

ESCの接続部分の被覆が破れていないか点検してください。

被覆に傷が有ったり下の金色が見えている場合は、上からビニールテープを巻くなどして絶縁してください。

またこの被覆が破れる犯人は、モーターの取り付けねじとの摩擦によるものですので、
モーターの取り付けねじの所に、スポンジなどの緩衝材を入れる事をお願いします。

LEDブラケット(穴あけ不要)開発

視認性向上LED

MP-X1000タイプのフレームが25㎜パイプに穴をあけず視認性向上LEDを取り付け可能です。
今まで、フレームに穴をあけ取り付けていましたが、強度の問題が取り沙汰されていましたので、
穴あけ不要のブラケットを作成しました。

業界初の試みです。

M3のねじ固定です。

購入はここから

自動で離陸とか着陸できる?

よく聞かれることの一つに操縦に自信が無いのだけど、自動で離陸できませんか?

一昔前のDJI N3-AGの場合は自動での離着陸はできませんでしたが、
現在テスト中のフライトコントローラーは、全自動の設定を行うと、自動で離陸を行い散布終了後自動で着陸までします。

もちろん途中で着陸ボタンを操作して着陸させることもできます。

全自動の離着陸は、空撮用などの軽い機体では常識ですが、散布機などのように重量のある機体は苦手な分野でした。
N3-AGに搭載されている機能で、Go-Homeと言う自動帰還自動着陸と言う機能が有りますが、これは緊急事態用で常に使ういつでも使うと言う物ではありませんので、降下速度が速く、地面にぶつかるような着陸です。
※某ショップでは自動着陸ボタンと言う説明を行いトラブルになっていました。
 メーカーの技術者は、機体のコントロールが取り戻せる場合は、手動でゆっくり着陸することが望ましいと言っていました。

しかし今回のコントローラーは、設計の段階で自動離着陸を組み込んでおり着陸の際の速度を設定で変更できるようになっています。

機器の進歩はすさまじく、指先でタップ&スワイプで簡単に離陸し、散布を行い、終わると戻ってきて着陸する…

設定さえしてやると誰でも散布できる超らくちんマシンが出来ました。

 

ドローンで散布するのに免許とか許可はいるの?

基本的にドローンに国の定める免許と言う制度はありません。
ですから無免許で捕まると言う事はありません。
※2020年10月情報で近い将来目視外飛行は免許が必要になる模様です。

では、「誰でも飛ばしてよいのですか?」

答えは「はい」ですが、飛ばすためのルールを守らなければいけません。

ではどのようなルールが有るかですが
主に飛ばす場所による飛行禁止と、飛ばし方による飛行禁止が有ります。

ざっくり言うと飛ばしてよい場所で飛ばしてよい飛行方法さえ守ればだれでも飛ばしてよいのです。
またドローンの飛行に関する法律は航空法ですので、屋根のある体育館のような場所での飛行はまったくもって無許可で飛行可能です。

禁止されている場所や飛行方法でも国土交通省に許可(認可)をもらえば飛行可能です。

 

ドローンによる薬剤散布で必要な許可(認可)は、
1,散布飛行委据える場所が、人口密集地にあたる場合
2,空港の近く
に当たる場合、国土交通大臣の許可を受ける必要があります。

また飛行方法は
[1] アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと
[2] 飛行前確認を行うこと
[3] 航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること
[4] 他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと
[5] 日中(日出から日没まで)に飛行させること
[6] 目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
[7] 人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
[8] 祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
[9] 爆発物など危険物を輸送しないこと
[10] 無人航空機から物を投下しないこと

が禁止されています。
この中で散布する場合においては
[9] 爆発物など危険物を輸送しないこと
[10] 無人航空機から物を投下しないこと
と言う項目が該当しますので、地方航空局長の承認を受ける必要があります。

 

どのくらいの時間飛ぶの?

ドローンの飛行時間はその期待の大きさや搭載するバッテリーの種類によって変わります。
基本的に軽い機体に大きなバッテリーを積めば長く飛びます。

ウラニアで販売している機体の場合、

5lの機体では、タンクが空で20分前後
5l搭載して散布しながらの場合4~5分で撒いてしまいそれから3~4分の飛行が可能です。

10lの機体の場合タンクが空で15分から20分飛行できます。
10L搭載して散布しながらの場合最大散布量で7分から10分で撒いてしまいそこから5分程度は飛行できます。

※カタログ上での計算です。

 

 

申請者登録

国土交通省に許可申請を行う場合はまず申請者を登録しなければいけません。

この登録でつまずく人はほぼいませんので、詳細は省略いたします。
※万が一わからない場合はお気軽にお問い合わせください。

まずは国土交通省の『DIPS』というサイトへ行き、「初めての方」から登録を行ってください。
https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/top?lang=ja ←DIPS 2

MP-X1000用ESC冷却フィン強制冷却アダプター開発

冷却フィンアダプター

夏場に気温が上がり、ESCが発熱してしまう場合があります。
冷却フィンがついていますので、カタログ値程度の耐久はありますが、
気温が高い日に2~3回飛ばすと、ESCが発熱しているためインターバルを入れないといけなくなります。

時間の短縮などで早く飛行したい場合などが多々あるとおもいますので、
冷却フィンに強制的にダウンバーストの枷を取り込むアダプターを開発しました。
業界初の作成です。

飛行能力に影響を与えることなく効率よく冷却させる形状を
見つけ出すために2か月以上費やしました。

4個セット(1機分)の販売で価格は7850円です。
弊社で本体購入のお客様は割引販売いたします。
購入する

完全オリジナル開発で日本初の商品です。
MJR-X1000シリーズと互換性が有るので、コピーが出回るのかなとか思ってます…

LEDブラケット発売

10Lタイプや5L折り畳みのX型フレームに視認性向上のLEDランプを取り付けると、
内側に角度が付き見にくくなります。

そこで角度を付けたLEDブラケットを考案しました。

45°傾けて取り付ければ、LEDが正面を向きます。

そして最大の利点は、フレームに穴をあける事無く取り付けできますので、
懸念される強度低下は一切ありません。

間もなく5Lタイプ(井桁フレーム)用のブラケットも掲載します。

暫定記事2019年3月22日記載&掲載 (後日書き換え予定)

暫定16Lタイプ紹介

 

機体   :MP-XL1600
フライトコントローラー :DJI N3-AG
モーター :DJI M12       4個
ESC    :DJI 12100 ESC(100A) 4個
プロペラ :DJI 3390プロペラ   4個

タンク  :耐薬品ポリエチレン16リッター 錐型
散布用ポンプ :DP-521 最大圧力:0.48MPa 最大流量:3.5L /min

プロポ  :futaba T12K

バッテリー:MJR純正 6S16000mAh 2本
充電器  :Sky RCのPC520

その他小物:予備のねじやタイラップなど

オプション
・DJI社製ポンプ&高度維持レーダーセット(¥72000-)
※ホバリング時の高度を維持する。
※設定することによりタンクが空になると20mまで上昇し自動で帰還する

 

散布ノズルは、バータープで4頭になります。

メーカー公表スペック

サイズ:1300x1300x630cm(アームを広げた状態でプロベラなし)
770x660x630cm(アームを折畳んだ状態)
作動電圧:44.4V(12S)
重量:12kg
標準搭載量:16L(タンクの容量)
飛行时间:15-20分
最大離陸重量:34Kg
散布幅:約4~5m
噴霧流量:0.8-2.0L/min(調節可能)
散布面積(1回の飛行):10666~13333平方メートル

メールでお知らせしている価格は、暫定お見積価格ですので、2020年1月17日まで有効とさせていただきます。

フルセット内容

・機体(MP-XL1600)
・モーター&ESC(E7000)
・フライトコントローラー(DJI N3-AG)
・プロポ(futaba T12K)
・バッテリー(6S16000mAhを2本)
・充電器(PC520 AC 520W 20A)
・バッテリーメーター(Feixiang 2-7SリポバッテリーLCDテスター)
・完全邦訳日本語説明書(N3-AG、MP-XL1000、充電器、他)

暫定的に16Lタイプの紹介を記載しました。
ご質問等はメールにてお願いします。

またこの下に6枚ばねのものも記載しておきますが、
価格が若干変わりますのでご注意ください。

標準機との違いは、散布ノズルがモーター直下で、駆動系のモータ他がスケールダウンします。

モーター :DJI M10      6個
ESC    :DJI 1280 ESC(80A) 6個
プロペラ :DJI 2880プロペラ  6個

追伸、

4枚羽と6枚羽がありますが弊社では4枚ばねをお勧めしています。
その理由は、圧倒的な価格差です。
特にメンテナンス時は、単純にモーターの数が多く、部品数も増えます。

6枚羽の利点は、1個のモーターが停止しても飛行できるという点を挙げられますが、
タイミングよく1個だけ停止したという話は来た事が在りません。

 

高度維持レーダーや障害物レーダーを装着し、
DJI AGRAS MG-1のようにすることも可能です。

何かありましたらメールでご連絡ください。

MP-X1100/5L

MP-X1100(5Lタイプ折り畳み式)

5リッタータイプの中では抜群の安定を誇る
MP-X1100の登場です。

全てにおいてクラス最高レベルでありながら、
他のショップが販売したがらないのは・・・

組み立てが難しい!

ウラニアでは最高の技術でMP-X1100の制作を行っています。

フレームは30㎜厚手のカーボン!
ボディーはアルミ製、
アンテナも折り畳み式

モーターやESCはMP-X1000と変わりません。

ただし制作の難しさから、
弊社でも作成の通常よりお時間をいただく予定です。
予定納期は、6~8週間です。

価格一覧
MP-X1100(N3-AG)・・・・・・・・・・¥511000-
MP-X1100(N3-AG)+レーダー・・・・・ ¥591000-
MP-X1100(N3-AG)+粒剤散布・・・・・ ¥576000-
MP-X1100(N3-AG)+レーダー+粒剤散布・¥656000-

商品内容

・ドローン本体 (5L折り畳みフレーム)
・送受信機一式(標準futaba社製T12K)
・プロペラ一式
・専用フライトコントローラー(DJI N3-AG)
・5L薬剤タンク
・散布用スプレー
・動力用バッテリー(6S-12000mAh)
・6S専用充電器
・電圧計 他小物
操作方法、設定方法など日本語の説明書付属。
約1年の保証とアフターフォローも付属します。

付属バッテリー(22.2V 12000mAh)で約10分飛行します。
(タンク空状態で15分程度)

某ショップ様の勘違

先日、お客様から、「DJIのレーダーは暴走するのではないか」との旨ご質問を頂きました。

詳しい内容をお伺いすると、ある有名なショップ様が、DJIのレーダーを搭載してテスト飛行時に急上昇をするので、レーダーは使用できないという記事を発見しました。

記事内のYou Tubeを拝見して原因がすぐにわかりました。

設定ミスと言うか、テスト飛行なので、タンクが空なのだ!

画像に有る機体には、DJIレーダーモジュールと、DJIポンプが映っています。(社外ポンプも付いていましたが・・)
DJIポンプを使用したのであれば、一連の動作に納得が出来ます。

と言うのは、DJIポンプには、圧力センサーによりタンク内の薬液残量を検知します。
Sモード(A-Bポイント)やA+モード(半自動散布)で飛行中に薬液が空になった場合その場所をブレークポイントとして記憶し、自動的に帰還します。(RTH)
戻ってきたら、薬液を補充して再び離陸、継続させるための操作を行うと、(ただ離陸させるだけでは継続散布しません)ブレークポイントまで自動で戻り再び散布作業を始めると言う物。

この機能が付いているので、テスト飛行時にタンクが空ですからRTHがかかったと言うだけのこと。
空のタンクでテスト飛行を行う場合は、アシスタントソフトでこの機能を停止しなければいけません。

一応某ショップ様にはお伝えしましたので、再検証を行うようです。
こちらのショップ作成の機体は何度か拝見しましたが、作りは良い方なので、設定や装置の理解を進めてほしいです。

弊社での高度維持レーダーは、テストや納品前検査でも、素晴らしい性能を発揮しています。

それから、現在弊社では液状タンクと粒状タンクをセットでご注文のお客様には、DJIポンプはお勧めしません。
液状タンク専用の機体の場合のみDJIポンプをお勧めしています。
理由は・・・・・・

DJIポンプでも粒剤タンクと取り替え可能なキットを作成しました。
これでポンプの焼き付きも防止できます。

視認性向上LEDをオプション装備決定

視認性向上のLEDをオプションで搭載します。

農薬散布ドローンの許可申請時に「 無人航空機の位置及び向きが正確に視認できる灯火又は表示等を 有していること。 」
と言うチェック項目が有ります。
前後が解るようにテープなどで装飾すれば良いし、フライトコントローラーのステータスLEDが有る方が後ろとわかるので、これまでは余計な装備として搭載させていませんでした。

しかし、早朝や薄暮時に若干見にくいと言うご意見を頂き、オプション装備に追加いたしました。

装備として、6連LEDを前後にそれぞれ2灯、合計4灯のLEDライトを搭載します。
標準仕様で、前方に赤色、後方に青色を装備します。
※色の変更は可能で、赤、青、緑、オレンジ、白、紫が選べます。
また取り付けは強度を損なわないようリベットで固定しています。
※フレームに穴をあけるためボルト止では強度が落ちます。
 ですから強度を損なわないようリベット加工を行っています。

価格は、5リッタータイプの機体で¥2500-
10リッタータイプは、¥3500-です。
購入は、[ここをクリック]

後付も可能ですので是非ご相談ください。



MP-XL1000Ⅱ/10L

ドローンショップ ウラニアが自信を持ってお勧めする10Lタイプの1台

フライトコントローラは、最新型の上位機を搭載します。。
モーターとESCも従来のものよりもグレードアップしました。

現在説明を加筆中ですので下のボタンから詳細を確認ください。

付属のバッテリーで、10L満タンにして約10分飛行可能
10分で最大1町歩(1ha)以上を飛行します。
1反に1L散布する場合、10分で1町歩散布できると言う計算になります。

自重6.5Kgと軽量で、
アームを折り畳めば570x570x500cmと
非常に計量コンパクトで持ち運びや保管の場所を取りません。

フルセット揃えて価格は84万7千円(送税別)

充実したセット内容は、
機体×1、送信機×1、バッテリー×2、充電器×1、
リポチェッカー×1、簡易工具×1、予備ネジ×1S、
取説×3+α、

取説は、
・MP-XL1000Ⅱ用マニュアル
・Jiyi K++オリジナル用マニュアル
・充電器簡易マニュアル
他、国土交通省に登録用の諸元表、等々

弊社販売標準タイプ
MP-XL1000Ⅱ機体の仕様:
対角ホイールベース:1300mm
サイズ:570x570x500cm(折畳んだ状態)
ノズル取り付けアームの展開のサイズ:1800mm
標準搭載量:10L(タンクの容量)
機体の重量:6.5KG(散布システム搭載の場合)
最大離陸重量:24KG
飛行時間:約10分(満載、離陸重量24KG 、6S 16000mahX2)
無負荷飛行時間:約24分(6S 16000mahX2)
散布幅:約4~5m(4ノズル、作物から高さ1.5~2mの飛行高度で散布を行う。)
ノズル数:4

最大推力:14 kg /ローター(44.4 V、海抜0m)
推奨バッテリー:12S LiPo
推奨テイクオフ重量:4.5 – 7.0 kg /ローター(海抜0m)
動作温度:-10℃〜50℃

モーター
固定子の大きさ:100×10 mm
KV: 120rpm / V
重量:520g

ESC
最大電圧:52.2 V
最大電流:(連続)80 A
最大ピーク電流:(<3秒)120 A
PWM入力信号レベル:3.3V / 5V互換
動作パルス幅:1120〜1920μs
信号周波数:30Hz〜500Hz
バッテリー:12S LiPo

プロペラ
直径×ねじピッチ:28×8インチ(711×203mm)
重量(シングルプロペラ):161 g

新型ノイズ低減ペラ

新型、ノイズ低減ペラの紹介

JMR社より、新型のMJR-X1100の案内と共にプロペラも新しくなりましたと案内が来ました。

新型の機体は、メインBOXがアルミ製になり強度を増したとか・・・
機体はあまり興味をそそられ無かったので保留中。

新しい方のプロペラは、材質が、カーボン混合ナイロンと言う新素材。
また形状が、先端に三角の突起を作る事により風の切り方が変わりました。

この事により、風きり音(ノイズ)を低減し、効率を上げたと言う事らしい。

実際に飛行させると確かにノイズは減っています。
後日、比較動画を撮影します。

購入はこちらからどうぞ[ここをクリック]

プロペラ点検

プロペラの点検は、4枚あるプロペラをプラスチックハンマーのような物で軽くたたいて、その振動で判断します。

明らかに他の物と違う振動をするプロペラは怪しいです。
また、叩いた時にビビり音(ジーンとかカカカとか・・・)がする場合も怪しいです。

早目の交換をお勧めします。

 

また、折りたたみ式の場合、接合部の穴が広がってたり、大きくなっている物は交換してください。
穴から外れて飛んで行ってしまいます。
人間に当たれば大怪我をしますので十分気お付けてください。

新商品先行予約

いくつかの新商品が入荷、販売予定ですので先行予約を開始いたします。

薬液切れセンサー
 タンクが空になったらライトでお知らせします。
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カーボン混合ナイロンペラ(折れ式)
 小さなウイングチップによりノイズの低減と効率の向上を行う。
 湾曲したキャンバーにより、軽量設計、高速応答時間を可能にした。
 より湾曲したエアフォイルのキャンバー
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JMR社純正バッテリー
 6セル12000mAhバッテリーです。
 購入はこちらから[ここをクリック]

まさかのバッタもの?

最近他店舗様購入の機体の点検や修理が多く、少々の組間違いでは驚かなくなったのですが、今回はまたびっくりです。

最初の修理依頼は、某ショップから購入したが、木の枝に接触して墜落させてしまった、修理の依頼をしようと思ったらショップに連絡が付かず、やっと連絡がついても「担当の者から連絡差し上げます。お待ちください。」と言われただけで連絡なしで当方に依頼されたようです。

依頼時の説明は、フレーム1本折れ2本ひび、プロペラ全損、モーターが2か所回らない。
と言う事でしたので、フレーム交換と、プロペラ1機分、モーターもしくはESCの交換が必要であろう旨連絡しお見積もりをいたしました。

お見積り内容をご了承していただき機体を郵送していただきましたが届いた機体を見て???なんだこれ?
正式なお見積もりをするため分解してみてびっくりで、フレームはJMR-X1000ですが、モーターとESCが社外品と言うか純正ではありませんでした。

右2個が純正品、左が今回搭載されていたもの

モーターは何処の品物かわからない物で、ESCは純正が60Aに対し50Aの物が搭載されていました。
またESCのクーリングフィンも両面テープでいい加減な固定!

写真は、裏蓋を外したらクーリングファンがペローンと剥げたところ。

なるほど、こう言う所で原価を下げるのか!1か所3000円違えば4か所で12000円違うんだ。
でも絶対まねできない荒業だな~

 

正式なお見積もりを行うために、このまま正体不明のモーターとESCを使用するのか、全て純正に交換するのかを尋ねたところ、やはりすべて純正に交換。
また、視認性向上のLEDランプも増設してほしいと言うご依頼。
フレーム4本、プロペラ1機分、モーター4個、ESC4個以上すべて交換!と言う高額修理費になりました。

最初からうちで買っていればこんな事にはならなかったのに・・・←CM

 

モーターの在庫がたらなかったので、早速お取り寄せし、その間に分解を行いました。

ここまででもかなりビックリなのにいざ上蓋を外してみて「うーんこれで良いのかい?」という電気周り。

 

 

 

 

いやはやまず、配電盤の上をテープで絶縁←マジで? 次に写真ではわかりにくいですが、配電盤の取付もハンダが少し浮いた部分が有ります。
そしてシビレたのは、マイナス部分(アースの位置)に赤い配線が!、←延長する際に黒い線を使わずマイナス側に赤い線!!
おっかなびっくりでテスターを当てると、部分的に接触不良が有り、全バラシを決意。

 

おいおい見積りした後にこんなの見つけちゃったよ(凹)
しかも、ESCの電源ケーブルは、通常4㎜プラグを使って延長をするのですが、なんと直付。
それも、しっかりハンダが流れ込んでなく、いつ外れてもおかしくない状況。
最初は中国で作ったままのだろうかと思っていたが、私の知る範囲では中国で作られたものの方がまだまし!

次はフレームをばらそうと思ったら上だけリベットが打ってあって、下側には、何も無し・・

全てに関して無茶苦茶な機体、
今年の3月に購入したと言うわりにファームウエアもかなり古い物でしたし、プロポも扱いにくい設定。

なんだかんだで結局ほぼ作り直しのようになり、見積り時思っていたより大幅に手がかかりました。

それから操作方法を変えようかどうか考え、せっかく覚えたスイッチ類を変えるのも悪いかなと思い依頼者様に確認したところ、取扱説明など一切なかったので、You-Tube当で独学だとか・・・
あまりにもかわいそうなので、通常多店舗様よりご購入に方にはしませんが、簡易的な操作法を作りお渡ししました。

 

今回の修理を通じて感じたことは、やっぱり安くなくてもダメはダメ!
この依頼者の方が購入したお店は、まあまあ聞いたことのある名前のお店で、販売価格も弊社より高い物でした。
元々は農家さんのようですが、今もなお販売を行っているようですので、修理やら制作やら大丈夫かなと疑問です。

ブラシレスモーター水洗い

水洗いの件で聞かれたので、ちょっと小ネタ。
ブラシレスモーターは防水では無くても・・・水中でも回ります。

と言う事は、ブラシレスモーター自体は水洗い可能ですが、水洗い後の処置が重要です。

先ずよく乾燥させること。
まあ、しばらく廻してやればある程度の水気は飛びますが、
ネジ部分や細かな所に残るのでおおまかにエアーで飛ばしてから、
自然乾燥させます。

重要なのは給脂。
要するに油を指す。
特にベアリング部分。
ブラシレスモーターは必ずベアリングが付いていますので、
水で洗ったりすると、このベアリングのOILが切れてしまいます。
OIL(油)が切れるとすぐに錆びてしまいます。(目には見えません)
錆が出ると、球がすり減ってガタが出ます。

ドローンの場合少しのガタでも振動を起し共振して不安定になり、ひいては墜落・・・なんてこともありますので注意してください。

2019年1月追記

この記事はあくまでもブラシレスモーターが水洗いできるかどうかの記事で、
ブラシレスモーターの水洗いを推奨する物ではありません。
基本的にオーバーホール時でも水では洗いません。

MP-X1000とその互換機をご利用の場合、モーターマウントに搭載したままの水洗いは行わないでください。
モーターマウントの箱の中にESCが入っています。
ESCとモーターやコントローラーを接続するためにコネクターも入っていますので、
コネクターから漏電する恐れがあります。

また、弊社ではモーターの水洗いは行いません。
弊社の場合、完全分解をして清掃をいたします。
もちろんベアリングも一旦脱脂を行いその後適切な給油を行います。

パーツクリーナーで清掃は行なわないでください。
ステータ―の接着がはがれる恐れがありまた、ベアリングの油も完全に飛んでしまいます。

また、MP-XL1000等の防水仕様の場合は機体に搭載したままで水洗いは可能です。

モーターのオーバーホール

モーターオーバーホール

他店購入のお客様ですが、最近モーターから変な音がするとの事で修理に来られました。

購入店で整備して間もないと言う事でしたが、どうしても気になる音と言う事で修理入庫。
早速アイドリング回転をさせると全体的にキーンと高めの音、1個は、キュンキュンと言う異音。

明らかにモーターからの異音なので、一番音のおかしなモーターを分解、

バランスも取れてるし、汚物混入もないので、ちょっと不思議でしたが、中をよく見ると、液だれの固着のような跡が有り、今までに見た事無いような汚れと言うかタレ跡と言うか?

さらに調べていくと、ベアリングが脱脂されたようなからから状態で埃が付着。
普通ベアリングは薄っすらOILが付いているとうな感じで、長く回していないとOILにほこりが付着したのは見た事あるが、今回のように乾ききったものに埃の付着はあまり見たことが有りません。

原因はよく解りませんが、もしかするとパーツクリーナーか洗い油のような物で浸して洗浄したのかもしれません。
通常、ブラシレスモーターのオーバーホールは、磁石に付着した鉄粉を高圧のエアーで吹き飛ばし軽くOIL塗布して拭き上げ。
コイルの線に傷や短絡や変な曲りなどが無いかチェック。
ベアリングを一旦脱脂して、綺麗にししたら専用OILを塗布して拭き上げ。
バランスウエイトが飛んでいないか確認し組み立てて、回転台に乗せバランス確認。

結構手間がかかりますが、これでモーター長持ちです。
※モーター新品交換工賃込み¥14000- モーターO/H¥8000-~

今回は1個分解してわかったので、残りの3個は、特殊工具で中を確認して同様の不具合とわかりましたので、ベアリングに専用OIL塗布のみ。
※キュンキュン音はベアリングの痩せかとも思いましたがガタなどなかったので再使用しました。

お客様と一緒にアイドリングの音をチェックしましたが、みごと異音は解消され、一安心です。
お客様曰くこんなに違う物かと言われましたが、回転物は、いろいろと細かな特徴があり、ちゃんと整備してやらないと泣き声を上げますと説明。

今回の原因は、想像ですが購入店での整備は、複数の作業員がいたのではないか?
1人がベアリングを脱脂して、OIL塗布前に他の人が組み付けたのではないかと思います。

モーターは頑丈なようで繊細です。
O/Hの際はOIL塗布、バランス取など基本に忠実に行ってください。

ベアリングは、OILレスでも気持ち塗布してあげた方が良いです。
OILは無いよりあった方が良いので油べたべたで良いなら多めに塗布してあげましょう。