ブラシレスモーター水洗い

水洗いの件で聞かれたので、ちょっと小ネタ。
ブラシレスモーターは防水では無くても・・・水中でも回ります。

と言う事は、ブラシレスモーター自体は水洗い可能ですが、水洗い後の処置が重要です。

先ずよく乾燥させること。
まあ、しばらく廻してやればある程度の水気は飛びますが、
ネジ部分や細かな所に残るのでおおまかにエアーで飛ばしてから、
自然乾燥させます。

重要なのは給脂。
要するに油を指す。
特にベアリング部分。
ブラシレスモーターは必ずベアリングが付いていますので、
水で洗ったりすると、このベアリングのOILが切れてしまいます。
OIL(油)が切れるとすぐに錆びてしまいます。(目には見えません)
錆が出ると、球がすり減ってガタが出ます。

ドローンの場合少しのガタでも振動を起し共振して不安定になり、ひいては墜落・・・なんてこともありますので注意してください。

2019年1月追記

この記事はあくまでもブラシレスモーターが水洗いできるかどうかの記事で、
ブラシレスモーターの水洗いを推奨する物ではありません。
基本的にオーバーホール時でも水では洗いません。

MP-X1000とその互換機をご利用の場合、モーターマウントに搭載したままの水洗いは行わないでください。
モーターマウントの箱の中にESCが入っています。
ESCとモーターやコントローラーを接続するためにコネクターも入っていますので、
コネクターから漏電する恐れがあります。

また、弊社ではモーターの水洗いは行いません。
弊社の場合、完全分解をして清掃をいたします。
もちろんベアリングも一旦脱脂を行いその後適切な給油を行います。

パーツクリーナーで清掃は行なわないでください。
ステータ―の接着がはがれる恐れがありまた、ベアリングの油も完全に飛んでしまいます。

また、MP-XL1000等の防水仕様の場合は機体に搭載したままで水洗いは可能です。

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