農薬散布ドローンは、解らない事がたくさん

解らない事がたくさんある?
初心者の方はもちろん、上級者の方でも、はたまたドローン販売店でもわからないような事がたくさんあります。

PMUって何ですか?
ショップなら答えて当たり前・・・

6軸ジャイロが欲しい?・・・厳密に言うと6軸ジャイロと言う物は存在しません。
俗に言う6軸ジャイロとは3軸ジャイロに3軸慣性センサーを足したものです。

なぜラジコンヘリは難しいのにドローンは簡単なの?

リポバッテリーの廃棄はどうしたら良いの?

A-Bポイント飛行が上手くいかない。・・・

色んな解らない事が有ると思いますので下にQ&A方式で書き記します。
もし疑問が有りましたらお気軽にコメントに書き込んで下さい。

業者の方も歓迎ですが、業者様とわかるよう一筆入れていただくと幸いです。

免許、資格は必要ですか?

ドローンの飛行に関して国が発行する運転(操縦)免許等ありません。
業界団体や民間のドローンスクール等で資格等発行していますが、資格等無くても合法的に飛行できます。

自分で設定変更できる?

多少のPC知識が有れば可能です。

専用のソフトをPCにインストールし
機体のフライトコントローラーと、PCを接続して調整します。

ソフトウエア等はフライトコントローラーによって違いますので詳しくはお尋ねください。

まっすぐ飛ばなくなった

基本的にGPS付きドローンは、エレベーターステックを操作すると、前進または後進を行い機首に対してまっすぐ進みます。

初心者の方でまっすぐ飛ばないと言う人はまずスティックを斜めに押していないか確認してください。
初心者の方によくありがちですが、自分はまっすぐ押しているつもりなのに斜めに押していたと言う事が有ります。

ラジコンのヘリコプターなどは緊張するので力が思わぬ方向に入る事が有りますし、ドローンでも初心者の方は斜めに押す方がいます。

では、最近まで真直ぐ飛んでいたのに最近斜めに飛ぶようになった。
こういう方はまずプロポのトリムを確認、(無意識にトリムを触ってしまう方がいます)そしてコンパスキャリブレーション、スティックキャリブレーションを行ってみて下さい。

この他にもさまざまな要因が有ります。

スティックはまっすぐ操作している。
キャリブレーションは何度も行った。
それでも治らないと言う方オフセットトラブルの可能性が有ります、ご連絡ください。

飛行時間を延ばす方法は有るの

飛行時間を延ばすには、簡単に言うと大きなバッテリーを積めばいいのですが、バッテリーが大きくなると重量も増えますのでバランスが大切です。

バッテリーを大きくすると言うのは、アンペア(A)の大きいバッテリーにするという事で、電流(V)を大きくしてしまうと機器が破損してしまいます。

バッテリーの表記で、6S10000mAhと言う物が有る場合、
6セル10000ミリアンペアパーアワーと読み、3.7Vのバッテリーが6個直列(22.2V)で10000mAhの電流を流すことが出来ると言う意味です。

ですから今搭載しているバッテリーが、
6S8000mAhより、6S10000mAhさらに6S12000mAhさらに6S16000mAhの方が長く飛ぶことが可能です。

その他にも最高速度を出さない、急上昇をしない、なるべく軽くするなどが有ります。

飛行、散布に対して許可は必要ですか?

飛行と散布については国土交通省の許可と承認が必要です。

飛行に関しては、人口密集地や空港の近く、高度150m以上でなければ許可は不要です。
散布に関しては、危険物の輸送と物件の投下に関して承認が必要です。
他にも建物や第三者から30m以上の距離を保つことが出来ない場合なども承認

許可、承認のための必要書類は無償でお付けしますが、飛行場所(経路)や、操縦者の飛行経歴や知識能力はご自身で記載してください。

どうしてもご自身で許可、認証が取得できないと言う方は、安心できる行政書士をご紹介いたします。

飛行の指導をしていただけますか?

別途指導費用が必要ですが、
購入された機体を使い、実際に飛行させる場所まで出張して飛行指導を行います。

費用は、出張費20000円+福岡県遠賀郡からの交通費(ガソリン代+有料道路代金)
宿泊を伴う場合は宿泊費実費です。

詳細はお問い合わせください。

修理保証について詳しく教えてください。

当社で購入されたお客様は、安心して散布作業が出来るように1年間の修理保証をお付けします。

離陸時に風が吹いて転倒した。
飛行中の木の枝にぶつかって墜落した。
散布中に突然操作不能になった。
バッテリー切れで自動着陸したが場所が不整地で転倒した。
等々、原因がいかなることでも、修理保証対象です。

補償対象期間は、購入からおおよそ1年間です。

期間中に破損した場合、まずはご連絡いただき、破損状況を教えてください。
修理に必要なおおよその部品を確認し、部品代のお見積もりをいたします。
お見積もり価格でよろしければ機体一式とプロポを郵送で送ってください。
正式なお見積もりを行い修理再調整いたします。
※途中で必要部品が増える場合が有りますので、そういう場合は予めご連絡差し上げます。

修理調整が完了しましたら請求書を発行いたしますので、部品代金と返送用の送料を送金してください。

確認後返送いたします。

保証が切れましても整備、点検、修理は格安にて行います。

補償対象外になる事例は、当社以外から購入した機体です。

T1-AとN3-AGの違いって何?

2016/06/26記載

よくご質問を頂くT1-AとN3-AGはどう違うのですか?
またどちらが良いのですか?・・・

難しい話は「いろいろなお話」のページに書くとして、購入を考える方が知りたい核心。

両方ともフライトコントローラーと言われるドローンの中枢です。
ドローンの次脳ですね。

DJI社製 N3-AG
TopXGun社製 T1-A

この両者ですがどう違うのかと言うとまず価格の違い
N3-AGの方が2万円程度6000円高いです。※DJIの値下がりにより価格差減少

では性能は?
これが難しい所で、一長一短があります。
今、N3-AGの方が人気ですが、私は、T1-Aをお勧めします。
理由は、T1-Aの方には、タンクが空になったことを検知するシステムが標準で付いています。
※N3-AGの場合、オプション扱いになり高価です。
他にも、離陸時の安定はT1-Aの方が良いのではないかと思います。
※あくまで個人の感想です。

昨年(H29)までのT1-Aは、処理速度が遅いと言う問題が有りました。
旧タイプのT1-Aの場合少し細かめに感度設定をしてやらないと
N3-AG同等の飛行は出来ませんでした。
ですから、設定の苦手な方にはN3-AGを進めます。
ゲイン調整に自信が無い販売者さんは一斉にN3-AGへ乗り換えました。

昨年(H29)夏の終わりくらいにT1-Aのハードウエア自体が大幅に改良され、
かなり高性能になり、直進安定性等が改善されているようです。
旧タイプと新型の違いはLEDランプで見分けられます。
この改良によりN3-AGとの差が無くなってきました。

N3-AGは、細かなゲイン調整をしなくても、標準のままで安定してくれます。
※現在のT1-Aは、あまりシビアに調整しなくても安定しています。
そして、N3-AGは、アシスタントソフトも優れており色々細かな設定が可能です。
操作のアジャストなどもアシスタントソフトで出来るようになっていますが、FutabaやJRのプロポ(送信機)をっ使う場合プロポ側の方がより細かな設定が出来ます。

そして、それぞれのコントローラーにオプションで
高度を測るレーダーがあると言う事も忘れてはいけません。
高度の安定性は、
N3-AG+オプションレーダー>T1-A+オプションレーダー>N3-AG>T1-A
このような形です。
コスパを考えるとT1-A+オプションレーダーあたりかなというのが個人の感想です。

どちらも優れたフライトコントローラーですので、お好みでお選びください。
ブランドと信頼細かな設定を選ぶなら、N3-AG
コストパフォーマンスと液切れ検知を望むなら、T1-A
と言った感じです。
どうもピンとこない、どちらが良いか判断できないと言う方は
お問い合わせよりご質問ください。ここには書けない利点もあります。
また現在ショップにはオプションレーダーを出品していません。
後日出品しますので、気になる場合はお問い合わせください。

究極に言うと私自身が散布するなら、ArduPilot Megaを使って完全自動化。
複雑な地形でも離陸の時のみワンボタンで行い勝手に散布して勝手に帰ってくる機体。
ただ、もし販売すればFAQがパンクするでしょう。

フライトコントローラーについては、裏話も含めて
「散布ドローンについての色々な話」ページに追記していきます。

価格一覧

折れペラ安定しないの?

散布ドローンは大きく、そのプロペラも大きいので収納時に取り外さなければ邪魔になります。
そこで、折り畳み式のプロペラの登場ですが、一部に安定しないと言う方がいらっしゃいます。
私は、そこまで気にするほどかな?折れペラでもちゃんと安定して飛行できますよ。
DJIのN3等は折れペラ用のスタート方法が設定できます。

もし折れペラがダメならみんな1枚物にするはずだけど、ほぼ大多数の方が折れペラ使っていますね。

ただ最近はクイック式の脱着とかできるようになったので、1枚物でもそこまでめんどくさくは無いようになりました。

一昔前のフライトコントローラーを使用する場合はペラのバランスにも気お使いました。
しかし現在は振動の吸収も計算されていますので、そこまでシビアにバランスを取らなくても安定した飛行が出来ます。

とは言え私も一応軽くバランスを取っています。
作製中の休憩時間に息抜きでする感じです。

プロポの操作モードって結局

プロポの操作モードって何?どれがいいの?  2018/06/28記載

ドローンの操作にはプロポと呼ばれるリモコンで操作します。
そのリモコンには通常2本のスティックが有りそのスティックでドローンの動きを制御します。

この時に左右のステックをどう動かせばドローンがどう動くかと言う連動を好みで変える事が出来ます。
簡単に言うと、
モード1と言うのは右スティックで離陸。
モード2は左スティックで離陸です。
※他にもモード3、モード4が有りますが割愛します。

じゃあどっちが良いの?
今からドローンの練習をする、散布を行うと言う方は、断然モード2をお勧めします。
ヘリを飛ばしたいと言う方はまだまだモード1と言われますが、実はモード2でも構いません。
モード2は、右手(右指)で前後左右を操作します。平面を右一本で操作出来るからです。

ただし、将来YAMAHAの散布ヘリを操作するとか、DJI AGRAS MG-1を買う予定の方は、モード1で練習してください。

では、もう少し詳しく書くと、数年前まで日本はモード1一択でした。
ヨーロッパなどではモード2が主流です。

※私もモード1でしたが、一昨年(2016年)モード2に変更しました。
ドローンで有ればモード1でも2でも飛ばせます。
なぜ日本はモード1が主流だったのかと言うと、ラジコンはそもそも自動車での操作が前後左右の2チャンネル(2パターン)しかありませんでした。※1チャンネルが最初です。
車の操作は、右がアクセル(スロットル)左がステアリング(左右)でした。

その頃飛行機は、ワイヤーロープに繋がれたUコンと言う物でした。
このUコンは、アクセルは固定でワイヤー操作でエレベーター(上下)のみ操作する物でした。

その後、エンジンの軽量化&出力向上、工作加工技術の向上などで、ラジコン飛行機が登場します。

この飛行機が登場する時に、操作する機器(プロポ)を3チャンネルにする必要が出てきました。
この時になぜか、右側のスティックに1チャンネル追加して3チャンネルプロポの登場です。
※一説によると外国の3チャンネルプロポの写真を見て真似したのですがその時に反転した写真を鵜呑みにしたからという説が有ります。

その後、プロポも進化して、4チャンネルが登場し、6チャンネル、8チャンネルと次々とチャンネル数が増えました。
モードも1~4まで簡単に変更できるようになりました。

しかしやはり日本人はモード1でした。

なぜかと言うと、先人がモード1だから・・・を延々続けたからなのです。
いやいや先人がモード1でも、理論的にモード2の方がいいでしょと言う方もいましたが、ほぼほとんどの人が先陣に並びモード1で練習していきました。

ラジコンの空物・・
飛行機は、ほとんどの人が、
趣味の王様と言われるラジコンヘリ全員と言っても良い位、先生(先人)に教わりながら練習します。
実際独学で飛ばせるような物ではありませんでした。※私は独学ですが(自慢!)

先生がモード1だから生徒もモード1じゃないと都合が悪く
昔は、飛ばせない人の手の上から手を重ね操縦を教えたり、生徒がコントロール不能になったら先生のプロポを渡すと言う事が有り、同じモードじゃないと教える事が出来ませんでした。

そしてラジコンクラブに必ずいる教えることが生きがいの大先生は確実にレトロ考えとモード1の操作を兼ね備えていました。
そう言う先生はいまだにモード1にこだわっています。

実は今、ヘリでも飛行機でも、先生がモード1でも生徒はモード2で全く構いません。
それはトレーナーコードが出現したからです。
モード2の生徒がヘリを飛ばし、上空を走らせている時に制御できなくなった場合、トレーナーケーブルでつながれた先生に操作権を渡し、先生は、モード1のプロポで制御し落ち着かせるとまた生徒の操作権を渡すと言う事が出来ます。

当時モード1で練習すると後にモード2に変えることは至難の業でした。
今のドローンは、ちょっと練習すればモードを変える事が可能です。

あなたはどちらで飛ばしますか?

大きい方が良いんじゃないの?

農薬散布用のドローンはその搭載するタンクの大きさで、5Lや10L、15L等サイズがいくつかありますが、
一概に大きい方が良いと言うわけではありません。

北海道の様に広大な土地で広大な農場で有れば大きなものが良いかもしれませんが、
5反から1町歩位の広さなら、絶対に5リッターの散布ドローンで十分です。

3町歩位の広さでも5リッター搭載のドローンで散布している方もいます。
ただし何度かに分けなければいけないので、2町歩を超えると10リッターの農薬散布ドローンが良いでしょう。

余談ですが、山間部に田畑が点在して所有している方で、5リッターの散布ドローンと15リッターの散布ドローンを2機所有している方もいます。
この方は機体は2機ですが操縦するプロポは1台で、バッテリーも複数共有しています。
こういう運用方法も有ります。

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“農薬散布ドローンは、解らない事がたくさん” への2件の返信

  1. 大きい田んぼで一枚22町歩あり、長い所で130m位あります。今は、ラジヘリで半分を対畔から散布しております。
    特に粒剤散布の場合は神経を使っております。
    このような田んぼの場合、ドローンの仕様はどう選定すればよいでしょうか?

    1. お問い合わせありがとうございます。
      2町歩の広さの場合、地形などの関係で風が吹く場所や傾斜が無い場合は、
      ノーマルのMP-XL1000(10リッタータイプ)か、15リッタータイプが良いと思います。

      10リッタータイプの場合1町歩散布するのにバッテリーを2セット(4本)使用します。
      現場に発電機を持ち込めるのであれば大型の充電器で作業しながら充電を行う様な形が可能です。

      2町歩散布するのであれば最低でもバッテリー4本、出来れば8本準備すれば良いと思います。
      リポバッテリー4本の場合は、大型で2本同時に充電できる装置を準備した方が良いです。

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