過去にも一度モーターのオーバーホールの記事を書きましたが、
また同じような事例がありましたので、弊社の点検、オーバーホールの違いと共にお知らせします。
まず、他社様のモーターオーバーホールの事例で、とんでもないものがありましたのでご紹介します。
異音が出るという事で弊社に持ち込まれた機体が、点検整備をして2か月くらいというものでしたが、確かのモーターから少し甲高い音が出ています。
そこでどこで点検をしたのかお伺いすると、日本でも有名なショップ様でした。
早速モーターを分解してみますと、何か液だれのような跡がありました。
結果的にこのお店の方はモーターの整備という形で、パーツクリーナーでモーター内部の洗浄をしたようです。
そのクリーナーで溶けた油分が再固着したようで、モーター内部で擦れて異音の発生源になっていました。
モーターの内部にパーツクリーナーを吹きかけても清掃したことにはなりません、やり方が悪いと今回のように逆効果になってしまいます。
もしどうしても応急処置的に行うのであれば、これでもかと言う位たっぷり長時間吹き付けて油分を出し切ってください。
その後スプレー潤滑剤などで注油を行ってください。
※あくまでも応急処置で、あとで必ずオーバーホールしてください。
弊社での点検、オーバーホール
では弊社ではどのようにしているのかと言いますと、点検時は、電流のチェックを行い次に赤外線カメラで発熱状態を確認します。
その後すべてのモーターを分解して掃除します。
写真は、3か月の間に10回程度飛行した機体のモーター内部です。
弊社で行ったオーバーホール内容は別ページでご紹介します。
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